【想定事例】金属加工を日本→ベトナムに切り替えた場合のコスト・納期比較
最近、金属加工の海外調達において、
- コストを下げたいが品質が不安
- チャイナリスクに備えて、中国以外の加工先を探している
という声は非常に多く聞かれます。
このようなお客様の声もあり、特に近年、注目されているのがベトナムでの金属加工です。
しかし、いきなり「ベトナム金属加工」といわれても、実際にどの程度のコスト差や納期差が出るのか、イメージしづらい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、金属加工の外注先として注目されるベトナム加工について、コスト・納期・品質の観点から比較し、想定事例をもとに解説します。
目次
海外で金属加工を外注する際のポイント

金属加工の外注先を選ぶ際は、以下の3点が重要です。
- コスト(加工単価)
- 納期(リードタイム)
- 品質(精度・検査体制)
特に「部品加工の見積もり」を比較する際には、単純な価格だけでなく、輸送費や作業環境、検査体制などを含めた総合的なバランスを見る必要があります。
想定比較条件

以下の条件で比較を行います。
- 材質:SUS304
- 加工方法:切削加工
- サイズ:手のひらサイズの部品
- ロット:100個
- 精度:±0.03mm
※実際の価格は図面・仕様により変動します
コスト比較
国内で加工した場合
- 加工単価:約3,000円 / 個
- 合計:約300,000円
ベトナムで加工した場合
- 加工単価:約1,800円 / 個
- 合計:約180,000円
差額
→約40%のコスト削減が可能です。
ケースによって様々ですが、海外調達を活用することで大きなコストメリットが出るケースは少なくありません。
納期比較
| 項目 | 国内加工 | ベトナム加工 |
| 加工日数 | 約7日 | 約7日 |
| 輸送期間 | 約1日 | 約3~5日 |
| 合計 | 8日間 | 10~12日間 |
→国内での加工と比較すると、ベトナムでの加工は輸送分、数日長くかかることがポイントです。
ベトナム金属加工の品質について

「海外=品質が不安」というイメージを持たれることが多いですが、近年のベトナム調達では、以下のような体制が整っています。
- 日本向け品質基準での製造
- 出荷前の検査体制
- 図面ベースでの厳格な管理
- 三次元測定機での計測
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 極端な高精度(±0.001mmなど)は難しい場合あり。
ミクロン単位での加工については、輸送時の温度変化などの可能性があり難しいケースが多いです。 - 曖昧な図面指示での加工
国内では問題がないような曖昧な図面指示も、海外調達では事前のすり合わせが重要となります。
ベトナムへの金属加工の外注でコストダウンしやすいケース
以下のような場合は、特にメリットが出やすいです。
- コスト削減が最優先の案件
- 中ロット(50〜1000個程度)以上の部品加工
- 一般的な精度の切削加工
ベトナム加工が向いていないケース
逆に、以下の場合は国内加工が適している可能性があります。
- ミクロン単位の精度が求められるような高精度部品
- 試作数点のみの超短納期
- 頻繁な仕様変更がある案件
よくある質問(Q&A)
-
1個からの注文での対応できますか?
-
はい、1個からのご注文も承っております。
ただし、数量が多い場合はスケールメリットにより、よりコストパフォーマンスの高いご提案が可能になります。
-
日本語の図面しかないのですが、大丈夫でしょうか?
-
もちろん問題ありません。
日本での就業経験を持つ現地スタッフが在籍しており、日本語の図面を正確に読み取り、ベトナム語への技術的な翻訳・伝達も行っております。
-
ミルシートなどの発行は可能でしょうか?
-
ご希望に応じてミルシート(材料証明書)などの各種証明書類も発行可能です。事前にご相談ください。
金属加工の海外調達は総合的な比較が重要
ものづくりのグローバル化や国内の人手不足により、金属加工品・部品加工の調達において、国内だけでなく海外も重要な選択肢の一つとなってきています。
これまで海外調達といえば中国が主流でしたが、現在は地政学リスクや納期のばらつきのような課題から見直しが進んでいます。
本記事の最初にも述べましたが、こうした背景もあり「ポスト中国」の調達先として注目されているベトナム。
ベトナム金属加工の特徴としては、
- コストを抑えやすい(日本比で30〜50%程度の削減余地)
- 日本向け製造の実績が増えている
- 比較的安定した生産環境
といった点が主なメリットとして挙げられます。
そのため現在は、
- 国内加工(品質・短納期重視)
- ベトナム加工(コスト重視)
といった形で、案件ごとに最適な調達先を使い分ける企業が増えています。
単純に「海外=安い」ではなく、「どの案件をどこで作るか」がコスト最適化のポイントだといえるでしょう。
ベトナム金属加工の見積もり・ご相談はこちら
「この部品加工はいくらになる?」
「中国以外の海外調達先を検討したい」
「コストを下げつつ品質も維持したい」
といった段階でも問題ありません。
図面をお送りいただければ、
- 国内/海外を含めた最適な加工方法
- コストダウンの可能性
- 納期・品質のバランス
を踏まえた上で、具体的なお見積もりとご提案をいたします。
ベトナム金属加工.comは独自の現地ローカルネットワークを活かし、ご依頼いただく企業にあった最適方法にて、製品を提供しています。
ベトナムでの海外調達を検討している企業の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

